top of page

春のニュージーランドで桜満開🌸ハミルトン桜まつり2025

  • 執筆者の写真: Aya
    Aya
  • 10月5日
  • 読了時間: 8分
青空の下、桜の木が咲き誇る公園の風景。鮮やかなピンクの花が際立つ。画像には「桜まつり NZ Hamilton」の文字。

雨続きの冬が終わり、ようやくニュージーランドも暖かな春の季節。朝晩はまだまだ肌寒いのですが、9月下旬くらいから日差しが強い日も増え、過ごしやすい季節になりました。


今回は、ニュージーランド北島・ハミルトンで開催されたCherry Blossom Festivalにて、ちょうど満開の桜を見に行ってきましたので、現地から美しい写真と共に桜と春の花々をご紹介します。


ニュージーランド・ハミルトンのお花見イベント・ Cherry Blossom Festivalとは


桜といえば日本のイメージが強いかもしれませんが、実はニュージーランドにも桜を見れるお花見スポットは沢山あります。


オークランドをはじめ、ハミルトン、ロトルアなど、毎年タイミングがあれば色々な桜を見に出かけているのですが、今年は初めてハミルトンのCherry Blossom Festivalに行ってきました。


🔗NZ Cherry Blossom Festival Website https://www.blossfest.com/


※情報が2023年で止まっており、最新情報はFacebookもしくはInstagramを確認した方が良さそうです。


ウェブサイトによると、この場所はAnne Cao(アン・カオ)さんとPaul Oulton(ポール・オルトン)さんの私有地だそう。


ポールさんが1996年にこの場所へ引っ越してきた際は、桜やお花がほとんどない草地だったようです。現在は「English Cherry Tree Manor(イングリッシュ・チェリー・ツリー・マナー)」と名付けられ、時間をかけて色とりどりの花々、桜並木、池や滝などもある素晴らしい庭園に生まれ変わったという歴史があります。


主催者であるアンさんとポールさんはファンタジーが好きなようで、美しい庭園を楽しめるお花見イベントだけでなく、1800年代風をテーマにしたボール(社交ダンス):Bridgerton Spring Ballやジャズなどの生演奏、中国やインドなど様々な国をルーツとした催し物も開催されているみたいですね。


ウェブサイトには日本の和太鼓らしき写真もあったので、数年前は日本文化をテーマにした催し物もあったのでしょうか。


これだけの広さと手入れされた美しい庭園が私有地というのも驚きですが、そんな素敵な場所を地元の人々と快くシェアしよう、という心意気から桜まつりを運営してくれている、アンさん・ポールさんに感謝ですね。


YouTubeにも撮影した動画クリップを公開していますので、動画で見たいという方はぜひこちらもご連絡ください✨



Cherry Blossom Festival入場にオンライン予約は必須?


今回、知り合いが事前にオンラインでチケットを取得していたのですが、入場には事前予約が必須のようでした。


9月から10月、主に週末の昼時間という風に決まった時間枠が指定されており、私が行ったのは今年最後の10月1週目・日曜日、12時から15時の枠です。


会場付近は砂利道になっており、草地の上に路駐する形で車を停めました。数人ほど交通整理をしてくれているスタッフさんもいたお陰で、スムーズに駐車できました。


入り口には受付テントが設置されており、そちらで事前に取得した二次元コードを見せると、スタッフの方がコードを読み取り、名前と人数を確認されていました。


青空の下、桜が咲く小道を進む3人。白いテントと石垣が背景にあり、穏やかな春の日を感じさせる風景。柵には「LITTLE FUJI」の文字。

入場自体は無料なのですが、Cherry Blossom Festivalの最新情報をFacebookやインスタなどでこまめに確認し、事前予約チケットを入手することをおすすめします。


日本とは一味違う、ニュージーランドの桜と春の花々


受付を済ませるとすぐに見えてくる大きな桜。日本で見慣れている桜より少し小ぶりですが、ピンク色が濃いめで、とても美しい桜でした。


青空の下、満開の桜の木が庭に立つ。周囲には緑豊かな植栽があり、穏やかで美しい春の景色。下に「NZ Cherry Blossom Festival, Hamilton, New Zealand 2025」の文字。

品種は分からなかったのですが、やはり桜は何度見ても飽きず、春が来たんだなと実感できますね。


入口はいってすぐに設置されていたこちらのテントみたいな場所は、中にソファやベッド、電子レンジまで置かれており、グランピングのような場所になっていました。


透明なドーム内の白いベッドルーム。ピンクの花柄クッション、カーテン、鏡があり、外は桜模様の穏やかな雰囲気。

道なりに進んでいくと、桜の他にも鮮やかな色の花々が咲き乱れていました。特にこちらの薄い紫~青色のお花がかわいかったです。


緑の葉に囲まれた青紫色の花々が咲く庭園風景。木製フェンスが背景にあり、穏やかな雰囲気が漂う。下部にイベント名が記載。

植物に関しては全く知識がないので、なんという花なのか分からなかったのですが、普段あまり花には興味がない自分でも思わず写真を撮ってしまうほど、色々な種類のかわいらしい花々が出迎えてくれました。


緑豊かな庭園に鮮やかな紫とピンクの花が咲き誇る。草や葉が生い茂り、平和で穏やかな雰囲気を醸し出している。

庭園中央辺りには大きなお家(恐らくアンさんとポールさんのお宅?)があり、トイレとして1階部分が開放されていました。


白い外壁の家の玄関。ドアが開き、中に「Toilets」のサイン。玄関には靴が並び、周囲に緑と花が咲く庭がある。

すぐ横には飲み物と餃子などのホットフードが販売されていました。


改めて、こんな広い庭と古き良き立派なお家に住んでいる人って、どんな生活をしているんだろう…と想像を膨らませてしまいました。笑


庭のお手入れは大変そうですが、目の前に大きな桜の木があって、周りも広い庭やお家しかない静かな場所で毎日を迎えられるという平和で美しい時間が、確かに存在していました。


お家の前を通ってさらに進んでいくと、開けた広場と桜並木が見えてきます。


ニュージーランドの公園で桜祭り。白いテントに人々が集まり、青空と緑の芝生が広がる。左側に「NZ Cherry Blossom Festival」と記載。

この広場では催し物が開催されており、中国の伝統的な音楽や、着ぐるみを着た子どもたちがダンスを披露していました。


12時という昼時なこと、またちょうど催し物が進行中だったので、桜並木の道には一通りも少なく、素晴らしい景色を沢山撮影できました。


日本だとどこに行っても人で溢れかえっているので、満開の桜並木をゆったり楽しめるのはニュージーランドならではの贅沢なお花見かもしれません。


10月一週目で、天気予報では曇りのち雨だったのですが、幸いにも真っ青な青空と暖かな春の陽気に恵まれました。風はあったのですが、その風で舞い散る桜の花びらが本当にきれいで、Cherry Blossom Festivalに来てよかったなと改めて思いました。


青空に咲く桜の枝。淡いピンクの花々が満開で、背景にも多数の桜が広がる。春の穏やかな雰囲気が漂う。

頭上は桜に囲まれていますが、足元は桜の他に薄紫の花もきれいに咲いており、この薄いブルー・紫とピンクの組み合わせがまさにファンタジー要素満載で素敵でした。


桜並木の下に青い花が咲く緑道。晴れた青空のもと、ピンクの桜が満開で、美しい風景を演出している。木製フェンスも見える。

改めて、Cherry Blossom Festivalを開催・運営してくださっているAnne (アン)さんとPaul (ポール)さん、運営スタッフの方々に改めて感謝申し上げます。


ハミルトンでもふもふのアルパカと触れ合う


桜並木の通りをぐるっと回って中央のお家に戻り、今度は反対側の道を進んでみると、小川と池、そして美しいしだれ桜がありました。


池のほとりに咲く満開の桜の木。背景には青空と緑豊かな木々が広がる。自然豊かな風景が静かな雰囲気を醸し出す。

元々ポールさんが引っ越して来た際は草地だったということですが、このような美しい池と小川はどうやって作ったのでしょうか…?

庭師さん、あるいはポールさんご夫婦の努力と情熱の賜物なのかもしれませんね。


さらに進んでいくと、なんとアルパカ農場になっていました。笑


芝生の上に立つ2匹のアルパカ。背景に木々と青空が広がる。アルパカはリラックスしており、穏やかな雰囲気。下に英語の文字がある。

急に現れる白いもふもふ。ニュージーランドといえば羊のイメージが強いかもしれませんが、実際は羊だけでなく、牛やヤギ、馬、アルパカも沢山います。


ハミルトンにも、住宅地から車を少し走らせれば広大な農地が多くあり、馬や牛はとても身近な動物になりました。


とはいえアルパカをこんな近くで見たことはなかったのですが、柵に近づくとアルパカの方から歩み寄ってくるではありませんか!人懐っこい!!


どこかで「アルパカは唾を吐いてくる」と聞いたことがあったので、私はビビッて柵の外から見ていただけだったのですが、設置されていた看板をよく見ると「餌をあげてみてください」「とてもフレンドリーな子たちなので、柵の中に入りたい方はご自由にお入りください(ただし入り口はきちんと閉めること)」と記載されていました。


アルパカが木々に囲まれた牧場でフェンス越しに見えている。フェンスには「エサを与えてください」の看板があり、緑豊かな風景が広がっている。

実際、柵の外にはバケツいっぱいのパレット(餌)が置かれており、自由に餌付けできるようです。それで近寄ってきたのですね…。


木陰でもぐもぐお食事中の子や、のんびりお昼寝している子、柵ギリギリまで近づいてきて手からエサを食べてくれた子など、個性豊かでかわいいアルパカに癒されました。かわいい。


ニュージーランドの春の気温はどのくらい?


以上がニュージーランド・ハミルトンのCherry Blossom Festivalでのお花見、満開の桜レポートでした。


その年にもよりますが、ニュージーランドは9月半ば頃からようやく春の訪れを感じる気候になります。朝晩はまだまだ冷え込みますが、晴れた日の日中は日差しが強くジリジリ肌が焼かれる感覚を味わう日も。


今年もあっという間に10月となりましたが、これからニュージーランドは春、そして夏へと進んでいきます。夏が好きなので、今から夏が待ちきれません!


ニュージーランドの春は、今回ご紹介した桜をはじめ、各地で一斉にお花が咲き誇り、ドライブしていてもカラフルな花が多く、心が明るくなります。


気温的にも暑すぎず寒すぎない過ごしやすい気候です。ヒートテックはもう必要ありませんが、半袖だと風が吹くと寒いので、長そでのパーカーや羽織ものは持ち歩いていた方が良いでしょう。


また、日中の日差しは結構強めなので、サングラスがあっても良いかもしれません。


ちなみに天気予報は信憑性が低いです。笑 1日の中に四季があるとも言われるほど、一瞬で天気が変わります。快晴でも急な大雨、もしくは晴れているのに雨が降り始めるお天気雨も多いです。(しかし傘をさす人はほとんどいません…。)


ニュージーランドの春だからこそ楽しめること・おすすめスポット


ニュージーランドの春といえば桜だけでなく、動物たちの出産シーズンでもあります。子羊、子牛をはじめとしたふわふわで小さな動物たちが牧場を駆け回り、カラフルな鳥もあちこちで発見できます。


ワーホリや留学でニュージーランドを訪れている人は、ファームステイやWWOOFを利用して、今だからこそ出会える動物たちと触れ合うのもおすすめです。


ちなみに桜は9月半ばから下旬が見頃かもしれません。風が強いので、今回のように10月初旬に満開の桜でも、強風であっという間に散ってしまいそうでした。


また来年もどこかの場所で桜を見る日が楽しみです。その前に、これからやってくる南半球の夏に心が躍ります!\(^o^)/









コメント


bottom of page