Spline発「Omma AIエージェント」とは?最新レビュー|実際のAI生成事例も紹介
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更新日:3 時間前
本日2026年3月25日、SplineがAIエージェント「Omma」を正式リリースしました。

液体シミュレーションやパーティクルなどの複雑な3Dシーン生成に加え、インタラクティブなWebサイトやミニゲームまで構築できる、非常に強力なAIツールです。
本記事では、Splineエキスパートデザイナーの視点から、Ommaを実際に使ってみた感想とAI生成事例をご紹介します。
AIエージェント「Omma」とは?
Ommaは、インタラクティブ3Dツール「Spline」を開発するチームによってリリースされたAIエージェントです。
3Dモデルの生成をはじめ、WebサイトのUIデザインにインタラクティブなアニメーションを追加できるほか、リアルな液体シュミレーションまで様々なコンテンツを生成できます。
インタラクティブ3Dツール・Splineが開発
AIエージェント・Ommaは、Splineが開発しました。
Splineといえば3Dのインタラクティブなデザインを作れる3Dツールですが、今回のOmmaはSplineの「3D」と「インタラクティブ」というキーワードを存分に活かしつつ、Splineでは作れないような、より複雑な3DシーンをAIで生成できる、かなり拡張性をもったAIエージェントといえます。
OmmaのAI生成でできること
Ommaでは、テキストベースの指示から3Dシーンを生成し、さらにそのまま編集・調整まで行うことができます。
感覚的にはバイブコーディングに近いです。というか、これこそがバイブコーディングと言えるのでしょうか…?
必要に応じてコードの書き出しにも対応しており、生成したコンテンツを開発環境へスムーズに組み込むことも可能です。
ちなみに、日本語でも問題なく生成できます。
コードが書けなくても開発できる?
わたし自身はデザイナーで、プログラミングは一切できません。せいぜいHTMLとCSSの基礎知識を知っている程度です。
それでもOmmaを使っていて困った場面はほとんどありませんでした。
というのも、何か修正したいときは「〇〇の機能が動作していないので、修正してください」とプロンプトを打ち込むだけで、Omma AIが勝手にコードを読み、修正をしてくれるのです。
また、生成したシーンはURLで簡単に公開・共有ができるので、コードを書きだしてローカル環境でセットアップする必要もありません。
Ommaの特徴:3Dとインタラクティブを実装できる強み
1つのツールで完結するワークフロー
従来のAIツールでは、3Dモデリングの生成、Webサイトのデザインと構築、複雑なアニメーションやインタラクションの実装などは、それぞれに適したAIもしくは複数のツールを使い分ける必要がありました。
Ommaでは、それらを一つの環境で完結できるため、制作フローが大きく効率化することができます。
例えばこちらの仮想ショッピングモールのWEBサイト。
建物の3Dモデル、下層ページを含むWEBサイト全体のデザインと設計、建物のフロアをクリックすると各ショップのリストが表示されるインタラクションの全てをOmmaで1つで生成することができました。
さらに、他言語(日本語、英語、韓国語、中国語)の翻訳も実装しています。
3Dモデルはもっと精度の高いものを生成したかったのですが、なかなか上手くいかず苦労しました。
AI生成3Dモデルの進化(Inspectモード)
Ommaの中でも特に特徴的なのが「Inspectモード」です。
3Dモデルを生成できるAIツールは他にもありますが、ほとんどは1つのメッシュに統合された状態で生成されます。
そのため、後から編集がしづらく、部分的に色を変えたり形を変えることが難しいというのが難点でした。
しかしOmmaで生成した3Dモデルは、メッシュがきちんとレイヤーごとに分かれており、Inspectモードから各メッシュの選択・ハイライトが可能なため、3D構造を理解しながらOmma上で調整が可能です。

これはWebブラウザベースで3DデザインができるSplineチームならではの発想だなと思いました。コードを書けない人間としては、こういった「直感的な操作体験」がものすごくありがたく感じます。
※Inspectモードはβ版なようで、チャットによっては表示されないことが見受けられました。今後のアップデートに期待です!
Omma AI生成事例
ここからは、実際にAIエージェントのOmmaを活用して生成したものをご紹介します。
3Dビューポート・Matcapジェネレーター
こちらは3Dモデルをインポートして、MatcapをAI生成できるMatcapジェネレーターです。
デフォルトの3Dモデルも何種類か設定していますが、自分でobj・glb・gltfなどの3Dモデルをインポートすることが可能です。
HDRIをシーンに読み込ませて、リアルタイムでライティングを確認できます。

特に気に入っているのは、選択しているメッシュのハイライト機能です。
3Dモデルのメッシュ数を検出し、複数メッシュがある場合は、選択しているメッシュをハイライトするように設定しました。

自分がどこのパーツを選択しているのか分かりやすいので、こういった機能が3Dツールにあればいいな~と思っていたのですが、Ommaを使って自分好みの環境を生成できたのが楽しかったです。
AI Matcap生成
AIを使ってカスタムMatcapテクスチャを生成し、その場でリアルタイムにプレビューできます。生成したマットキャップは、選択したメッシュまたは全体に適用可能です。
OmmaというAIエージェントを使って、さらに内部にAIジェネレーターを構築することができるんだ…と驚愕しました。汗
完成したマットキャップは、PNG画像形式で書き出しが可能です。
Omma 3D書き出しボタン(コンポーネント)
もう一つご紹介するのは、3D書き出しボタンです。
OmmaではデフォルトではコードもしくはURLでの書き出しのみが選択肢なので、生成した3Dシーンを、obj・glb・gltf形式で書き出しができるボタンを生成しました。

Ommaでは生成したものを「コンポーネント」として保存できるため、この機能をコンポーネントとして保存し、別のチャットでコンポーネントを読み込んで、3D形式の書き出しが行るようになります。
実際にOmmaで生成した物理演算付のレゴブロックの3Dシーンに、先ほどの3D書き出しボタンを追加してみたものがこちらです。

コンポーネントとして流用することで、Ommaで生成した3DシーンをGLBなどの互換性のある形式で書き出し、Splineに読み込むこともできます。
Ommaコミュニティにてリミックスが可能!
上記でご紹介した2つのシーンは、Ommaのコミュニティからリミックス(再利用)が可能です。無料プランもありますので、ぜひ一度触ってみてください。
※ログインが必須です
Matcap Generator v28
Omma 3D Export Button Component v11
実務で使える?Ommaの可能性を実用的なワークフローで考える
Ommaの強みは、単なる3D生成ではなく、インタラクティブな体験やWebデザインまで一貫して構築できる点にあります。
コード書き出しはもちろんのこと、コードが読めなくても自然言語でインタラクションや3Dアニメーション・モデリングまで生成可能なため、WEBデザイナー・プログラマー・3Dデザイナー・UIデザイナーとクライアント、それぞれの異なる立場で共通のデモ環境やイメージとして活用できるのではないでしょうか。
これはSplineのプラットフォームで掲げられている「Design. Collaborate. Ship.」というキーワードや、「チームの制作力を加速させ、インタラクティブな2D・3D体験をワンストップで構築する(Supercharge your team to deliver production-ready interactive 2D & 3D experiences all-in-one platform.)」というメッセージにも一貫して繋がるものがあるなとも感じました。
同時に、AIにどんどん制作環境を囲まれてきているという脅威も感じることがあるこの頃ですが、どうやってAIを使うのか、どこに自分の価値を見出していくのかを常に自分に問いかけ、自分の考えと軸を持っていたいなと思います。
Splineチームが開発したOmma AIエージェントを体験!
Ommaは下記のサイトからアカウント登録して利用が可能です。
無料プランでも毎月クレジットがもらえるので、まずは一度触ってみたり、コミュニティで共有されている生成物をリミックスして遊んでみてください✨
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