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【EMS】日本からニュージーランドへ国際郵便で荷物を送ってみた

  • 執筆者の写真: Aya
    Aya
  • 2024年8月24日
  • 読了時間: 13分

更新日:7月20日

先日、日本からニュージーランドへ国際郵便のEMSを使って荷物を送りましたので、発送から受け取りまでの一連の流れと、どのくらいの日数・送料だったのかを記録しておきます。


国際郵便(EMS)の種類

まず、海外に荷物もしくは手紙を送るには、国際郵便を利用する必要があります。

この国際郵便にはいくつか種類があり、発送する「物」の種類や、「どのくらいの期間で」送りたいのかによって選びます。


例えば1枚の手紙やハガキ、クリスマスなどに送るグリーティングカードは、数百円の送料で利用できます(行き先や大きさ、重さにもよります)。


エアメール

手紙などの書類ではなく、食べ物や洋服・化粧品や雑貨などの「物」を送るときは、基本的にEMSもしくは国際小包(船便など)で送ります。


日本郵便の商品・サービス一覧ページに分かりやすくまとまっていますので、迷ったときはこちらを参考にすることをおすすめします。



私は今までにグリーティングカード・はがき・EMSを利用したことがあります。

日本に住んでいた時は、日本から下記の国へ荷物やはがきを送りました。


  • ニュージーランド

  • カナダ

  • ブラジル

  • クロアチア

  • ドイツ

  • フランス

  • オーストラリア

  • シンガポール

  • ポルトガル


そのうち、ポルトガルだけは何か月経っても友人の元にハガキが届かず、失踪してしまったのですが、その他はハガキ・EMSで送った荷物は全て無事に届けられました。


ニュージーランドからは、

  • 日本

  • オーストラリア

  • ドイツ


に送ったことがあるのですが、一度オーストラリアに送った荷物が【受取先の部屋番号が書いていなかった】という理由で、ニュージーランドに返送・再度料金を払って再送するという経験がありました。

(受取り先の電話番号も書いたのに、問い合わせもせずに問答無用で返送されました…。)


今回は日本のAmazonプライムセールで購入した約1年分の化粧品・日用品雑貨と(笑)、ニュージーランドでは手に入りづらい食べ物・洋服を中心に、約13kgの荷物を1つの段ボール箱に詰めて、EMSで送りました。



EMSのラベルの作り方

EMSで荷物を送る場合、まずオンラインでラベルを作成する必要があります。


以前は手書きでラベルを書いていたのですが、2024年3月以降は手書きでのラベルで荷物を送れないというルールに変更されました。


そのため、日本からEMSで荷物を送る場合、日本郵便のWebサイトからオンラインでラベルを作成し、自分でラベルを印刷して専用パウチに入れる・もしくは郵便局にある「ゆうぷりタッチ」で印刷が必要となります。


このラベルは、国際郵便マイページサービスで作成できます。


スマホ版ですとアカウント登録なし・二次元コードでの印刷ができますが、PC版で利用した方がラベルの作成もやりやすく、過去に作成した履歴から再度作成することもできますので、PC版での国際郵便マイページサービスを利用することを個人的にはおすすめします。


①国際郵便マイページ(PC版)にログイン

まずは国際郵便マイページにパソコンからログインします。

ログインすると、下記のような表示になりますので、「送り状作成」を選択します。

国際郵便のオンラインサービス一覧


②依頼主と受取人の情報を入力する

次に、ご依頼主(送る側)の氏名と住所を入力します。EMSを何度も使う方は、「ご依頼主住所の追加」からアドレス帳に登録しておくことで、次回から登録されたアドレス帳から選択するだけで済むのでとても楽です。


続いて、お届け先(受け取る側)の氏名と住所を入力します。


ちなみにこの送り手・受取人は連名にすることもできるようです。今回、試しに受取人の名前を自分とパートナーの連名でラベルを作成したところ、特に問題なく送付・受取ができました。


連名にする方法については、日本郵便のよくある質問のページに言及がありました。


受取人名の欄に、制限文字数以内で入力すればOKのようです。

私は「自分の名前 and パートナーの名前(全て英語)」で入力しました。


③発送種別の選択と内容品の入力

次に、発送種別の選択をします。今回はEMS(物品)を選択しました。

※船便は送料が安くても数ヶ月以上かかるので、ものすごく大きい荷物とか特殊な理由がない限りは、基本EMSをおすすめします

国際郵便の内容品登録画面 EMSを選択

内容品の入力も行います。この項目はとても重要です。


送る物すべてを入力する必要があります。また、国によって送れないものもありますので、必ず事前に調べることをおすすめします。


日本郵便の「国際郵便として送れないもの」ページから確認できますので、目を通しておきましょう。


モバイルバッテリーや香水は全世界共通で送れないものに指定されています。

また、日焼け止めもアルコール度数が一定の数値以上入っているものは送れません。


ニュージーランドの場合、牛肉製品を送ることが出来ません。



例えばレトルトカレーの中に牛肉が入っているとか、カップ麺なども肉が入っていないか注意する必要があります。


禁制品が入っていると罰金が課されたり、怪しい項目だと税関で箱を開けられて中身をチェックされることもあるようなので、私は基本的にお菓子とドレッシング以外の食べ物は送らないようにしています。


今回は、日本から塩昆布とポン酢(瓶ではなくプラスチックのボトル)、抹茶パウダーを送りました。


日焼け止めも入れましたが、雪肌精の顔用の日焼け止めだったので、アルコール度数も規定値を超えない範囲で無事送ることができました。


また、アルコールの除菌ティッシュ(キレイキレイなど)も同封しましたが、こちらも問題なく送ることができました。

【まとめ買い】キレイキレイ 除菌ウェットシート アルコールタイプ 10枚×10個パック


キレイキレイの除菌ウェットシートだと、Webサイトに「航空法で定める航空危険物に該当しません」と明記されているので安心です。



●EMSラベル・内容品名の書き方

内容品名は英語で記載します。日本郵便のWEBサイトでは、よくある内容品とHSコードの一覧表がありますので、基本的にはここから検索して入力しています。


例えば今回送った塩昆布は、英語だと「Dried Salted kelp」、HSコードは「2106909855」ということが分かります。

日本郵便の内容物項目名とHSコードの一覧

こちらは日本語で検索ができるので安心です!


その他、ポケモンのトレーディングカードは「トレーディングカード」で検索して出てきたもの、洗顔フォームは「洗顔剤」の項目名で入力しました。


商品名をそのまま書いてもどんな内容品かわからないので、内容品がどの項目に該当するのかをきちんと調べて正しく記載することで、国際郵便をトラブルなく送ることができます。


もし内容品がどの項目名にすればよいかわからないときは、郵便局員の人に聞いて調べてもらうとよいでしょう。



私はこれまでに何十回も国際郵便を利用しているのですが、荷物の集荷時に郵便局員さんがチェックしてくれたとき、

  • ぬいぐるみ(Stuffed Doll)は「No Battery」と追記した方がよい(ぬいぐるみの中に電池が入っていないことを明記する)

  • 化粧水や日焼け止めでアルコールフリーのものは「No Alcohol」と追記


というアドバイスをもらったので、いつもその通りに書いています。



今回、私が日本からニュージーランドへEMSで送ったものは主に下記の内容です。


  • お茶(抹茶パウダー、韓国産のザクロティー、緑茶パック)

  • リップ

  • キレイキレイの除菌シート

  • 日焼け止め(アルコール度数が規定値未満のもの)、化粧水、洗顔フォーム、シャンプー、ヘアオイル、美容クリーム

  • 塩昆布

  • ぽん酢

  • 部屋着2セット、ルームシューズ

  • くつした、Tシャツ、タオル

  • ポケモンカード、クリアファイル

  • シェーバー(電池が入っていないもの)


特にぽん酢と化粧品類が重量があったので料金が高くなってしまいましたが、ニュージーランドでは売っていない種類の物がどうしても欲しかったので送りました(>_<)


化粧品類はニュージーランドでもオーガニックで肌に優しいラインナップがあるようですが、結構なお値段するので、年に1~2回日本でまとめ買いして送るorスーツケースに入れて運ぶスタイルが定着しています(;'∀') 日本の化粧品はキュレルやニベア、資生堂などはニュージーランドでも購入できますが、かなり割高です。


私はORBIS(オルビス)の洗顔と化粧水を愛用しています。ニュージーランドでは手に入らないし、ふわふわモチモチの泡が肌さわり良くておすすめです!





●EMSラベル・単価の書き方

単価については1円単位で細かく書かずに、いつも100円単位で記載しています。

原産国は基本は日本にしていますが、今回は日本のAmazonで注文した韓国産のお茶があったので、それだけ韓国産にしました。


●HSコードの書き方

HSコードは必須ではありませんが、日本郵便のサイトでは

一部のヨーロッパ等の国・地域宛てに物品などの金銭的な価値のあるものを送る場合、HSコード類を入力しないと、名宛国・地域の税関により情報が不十分であると判断され遅延・返送となるおそれがあります

という記載がありますので、私は基本的にどの国の宛先であってもHSコードを必ず記載するようにしています。


このHSコードは、項目を調べると一緒に記載されていますので、項目名と一緒にコピペして入力すればよいでしょう。


●重量、個数の書き方

重量は分かれば記載した方がいいのですが、いつも送るものが多くて都度測っていられないので、ラベルを作成するときには空欄にし、集荷もしくは郵便局で荷物を送る際にその場で調べて記載してもらっています。


個数は数字を入力するだけです。内容品と同じ正確な個数を入力しましょう。


●内容品種別の種類

内容品種別は基本的に「贈物」を選択しています。自分宛であっても、販売目的(商品)

でなければ、贈物を選択しましょう。


●内容品総額の記載

内容品の総額(合計金額)を記載します。なお、内容品の総額が20万円を超える場合は、税関に輸出入の申告を行い、許可を得る手続きが必要があります。


あまり価値が高いものを送っても、万が一の紛失もあり得ますので、国際郵便ではあまり高価なものは送らないことをおすすめします。


段ボール箱のイメージ


④発送情報の登録と確認

最後に、発送情報の登録と確認を行います。

発送予定日を選択し、個数を入力しましょう。総重量はこの時点で分からない場合は空欄にして、送るときに郵便局員さんに測ってもらいましょう。


税関告知書・インボイスは、「規定枚数印刷する」を選択します。ラベルで入力した内容で、自動でインボイスも作成・発行されます。


有償/無償かに関しては、販売品(商品)である場合のみ有償にします。

基本は贈物を選択していると思いますので、「無償」を選択します。


以上EMSのラベル作成は完了です。


送り状をPDFで印刷し、専用パウチに入れて荷物に張り付け、集荷に出します。


専用パウチは最寄りの郵便局でもらうか、集荷を依頼した際に専用パウチも一緒にお願いすることができるので、集荷の際に専用パウチも必要なことを伝えるとスムーズに準備ができます。



基本的に私は、

①ニュージーランドに住んでいる私がオンラインでラベルを作成(重量は空欄)。

日本の実家に集荷の手配をする


②日本に住んでいる家族へPDFでラベルを送り、それを印刷してもらう


③日本在住の家族がPDFのラベルを印刷し、集荷に来た郵便局員さんに荷物を渡す(この特にその場で重量を測ってもらい、重量部分のみ郵便局員さんが手書きで記載)


という方法で送っています。



日本からニュージーランドへ国際郵便・EMSは何日かかるのか


air plane

今回、8月8日に集荷をお願いし、日本から発送しました。ニュージーランドの国際交換局に到着したのは8月19日なので、日本の国際交換局からニュージーランドに到着するまで、11日かかっています。


天候が強風だったりと荒れていたのが原因かもしれませんし、単純に荷物が航空機に入れられるまでタイミングが悪かったのかもしれません。


早いときは6日程度でニュージーランドに到着したこともあります。

日本郵便の国際EMS追跡履歴

ニュージーランドに到着後、各エリアの配達局へ発送され、無事私の手元に届きました。

8月8日に発送し、8月21日に到着したので、日本からニュージーランドまで19日かかった計算になります。

ピカチュウの段ボール箱

箱はポケモンセンターオンラインのピカチュウの箱を使いました。かわいい!


ちなみにフルーツや植物の絵が描いてある箱は、禁制品(生鮮食品)が入っていると思われることもあるので、避けた方が良いと郵便局の人に言われました。


多少凹んではいますが、無事中の荷物は破損なく届けられました!開けてみると、箱の底に穴が開いていました(;'∀')

段ボール箱の下に空いた穴

今までの経験から梱包についても手慣れてきたお陰で(笑)、中の内容物は汚れや壊れたものはなく、税関で開けられた形跡もありませんでした。


箱の下には紙と汚れても良いタオルや手ぬぐいを敷いており、小物は全てプチプチもしくはジップロックにまとめて入れています。


Amazonで「エアーパック」などで検索すると色々出てくるので、CDなどの割れやすいもの、大切な本などの濡らしたくない紙物などは、こういった袋に入れると安心です。



瓶は割れると大変なことになるので、なるべくプラスチックを選んでいます。

(一回、瓶のぽん酢が割れており、中が全部ぽん酢びだし?になっていました…)



すき間があると中で荷物が動いてしまうので、なるべくすき間を埋めることがポイントです。

生理用ナプキンとかポケットティッシュ、タオルなど【軽くて柔らかくて緩衝材代わりになるもの】ですき間を埋めて、中の物が動かないように梱包します。



ちなみにポケットティッシュはニュージーランドにも売っていますが、ゴワゴワな質感が多いので、コスパ的にも日本の鼻セレブを重宝しています…!




ニュージーランド到着後、家に荷物が届くまでの追跡


体感的にはいつもよりちょっと遅いかなという感じでした。


上記は日本の日本郵便での追跡ですが、ニュージーランドに着いてからはNZ PostのTrackingでも確認しました。


NZ Postの国際EMS追跡履歴

オークランドの国際交換局から、地元のハミルトンまでは2日ほど空いていますね。


ハミルトンに到着してからはその日のうちに自宅まで配送されているので、ローカルの郵便局まで荷物が届けられたらもうすぐだな、という感覚でしょうか。


ちなみに今年の初めにニュージーランドからドイツへEMSで荷物を送ったのですが、その時はなんと5日でドイツに到着していました。(;'∀')


時期や行き先、タイミングによって大きく異なりますので、EMSでも大体2週間程度を見ておくとよいのかな、と思います。


なお、クリスマスシーズンは世界中で国際郵便が混み合いますので、遅くても1ヶ月前には発送するくらい早めの準備が良いそうです。


メタモンのジェラートピケスリープウェア

ジェラピケのポケモンスリープコラボ、メタモンのスリープウェアセット。かわいすぎる!


ちなみに今回は13kgちょっとの重量、送料は3万円弱でした。日本とニュージーランドの往復航空券代を考えれば、必要経費です…。(>_<)笑


以上、日本からニュージーランドへの国際郵便(EMS)発送方法とかかった日数についての記録でした。


2025年追記🌟

日本からニュージーランドへワーホリ・移住する人向けに、「日本から持ってきて良かったもの」リストの記事も更新しました👇参考までに!


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※国際郵便は国や情勢によってルールが頻繁に変更されますので、発送は自己責任で、必ず事前にしっかりと調査してから発送しましょう。






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